私が勤める会社は、何故か年に2回、春と秋に人事異動があります。
多分4月1日付けの辞令の発表が明日あると予想されるので、
最近社内ではその話題で持ちきりです。
本社、支店を含めて11の拠点がありますが、
幸か不幸か、私は入社以来(既に約14年)
一度も他拠点に異動となったことがありません。
まあ、どこにも引き取り手が無いのかも知れませんが…(笑)
【出会う人は全て先生】
私も一応血の通った、感情もある人間なので、
好きな人も、そうではない人もいます。
出来れば一緒に仕事をしたくないな~と、
思う人も正直います。
実際、以前に数年程一緒に仕事をした上司とは
常に衝突が絶えませんでした。
詳しい内容については今回は触れませんが、
今振り返ると、私にとって大変貴重な経験をさせて頂いたと
心から感謝しております。
“出会いには全て意味があり、出会う人は全て先生”
そう思うようになりました。
【相手の嫌な面はもしかして…】
当時、私はその上司の神経質な所や
重箱の隅を楊枝でほじくるような所が
本当に嫌で嫌でたまりませんでした。
「部下を全く信用していない人だ!」と、
早々に私はその上司にレッテルを貼って、
露骨に「私はあなたが嫌いです!」的な態度で接してました。
でもある日、ふと気づきました。
「その上司の嫌いな所は、もしかして私自身の側面を
映し出しているのではないか…?」と。
その鏡を粉々に割ってしまいたい衝動を僅かに残った理性で何とか抑え、
私は自分自身を改めて見つめ直してみました。
結果、気づいたのはその上司の嫌いな所や苦手な所は、
自分自身の中にも在り、無意識のうちに私も似たような言動を取り、
周りの人々に嫌な思いをさせていたという事です。
【いろんな立場から見てみる】
それからの私は、自身を様々な立場から見てみるという事を意識するようになりました。
自分は◯◯と思うけど、目の前の人はどう思うのか?どう感じるのか?
そして第三者から見たらどの様に映っているのか?
更には世間的にはどうなんだろうか?
神様がいたらどんな風に見て下ってるのだろうか…?と。
もちろん最後に決断し、行動するのは自分自身だし、
全てにおいて責任を負わなければなりませんが、
様々な立場から見てみる事により、怒りを感じたり、
周りに迷惑をかけたりする場面が少しだけ減った様な気がしてます。
気の置けない友人みたいな人々に囲まれて生きていけたら、
もしかしたらそれはそれで幸せなのかも知れませんが、
きっと神様は時々“先生”となる人に出会わせてくれている…。
そんな風に最近は思ったりしています。