記憶力が絶望的に悪い私なので多分、生まれて初めてだと思いますが
100均ショップで壁の補修材なるモノを購入しました。
何故かと言うと…
【ガス屋さんと電気屋さんの大きな違い】
我が家は築〇十年と古く(まあ私自身年寄りなので当たり前と言えば当たり前ですが)
いろんな所が老朽化しております。
なのでこの度、ガスコンロをIHに、また風呂のボイラーや灯油タンクも
古くなってきたので交換することにしました。
週末なら家族が家に居るので(私は仕事ですが)
土曜日の午前中にガス設備の撤去をガス屋さんに
そして午後にボイラーと灯油タンク、それにIHコンロへの交換を
電気屋さんにそれぞれ依頼をしました。
その日は帰宅時間が遅かったので、家の周りの様子は確認せず
新しくなった最新式のIHコンロだけを少し見て眠りにつきました。
そして翌朝、出勤前に外のボイラーと給油タンクを見に行ったのですが…
【去り行くお客様に対して】
当然もうガスボンベは撤去されているのでその姿は無く
代わりに真っ新のボイラーと給油タンクが設置されてます。
ふと外壁に目をやった時、私はあることに気付きました。
👇は電気屋さんが新しいボイラーを固定した壁です。
一ヵ所だけネジで固定されてますが、古いボイラーを
固定してた時のネジの穴はそのままです。
👇はガスボンベが設置されてた所の壁の写真です。
固定のためのネジの穴は全てコーキング処理がなされています。
【今回学んだ事】
ガスの使用を止めた場合、一般的にはもう二度と契約することは無いでしょう。
でもガス屋さんは全ての穴を綺麗に、しかも壁の色に近いコーキング剤で
埋めてくれてます。
一方、今後も長くお付き合いをさせて頂くであろう、電気屋さんは
僅か二つの穴さえもそのままです。
車の営業に携わっていると、日々新しいお客様との出会いと別れの連続です。
ご縁が無くなる理由は様々です。他メーカー車に乗り換えられたり、
高齢のため免許を返納されたり、そしてもちろん、私自身の不手際により
お客様が離れていくこともあります。
時に“もうこのお客様とは二度と会わないのだから…”との思いから
立ち居振る舞いがぞんざいになる事が私にはあります。
でも、その期間の長さはともかく、せっかくご縁を頂き、
皆さん、私の事を応援して下さった方ばかりです。
そのお陰で今の私が在ります。
例えもう二度とお会いする機会が無いとしても、
それまで私を支え、応援して頂いたお客様に対する
感謝の心は決して忘れてはいけない…と、
今回の件で、改めて気付かされました。
失った信頼の穴埋めは決して容易な事ではありません。